通信・放送インフラの整備等を手掛ける電気興業株式会社は、明治維新以降、欧州との長距離無線通信に用いられた長波送信所跡地を活用して、2013年11月、同社にとって初となる設備容量2MWの自社設備のメガソーラー、電気興業依佐美太陽光発電所の稼働を開始しました。送信所時代の既存の高圧の送電網が売電時における電気会社との系統連携を円滑にし、広く平坦な敷地とセキュリティ設備の基礎が、そのまま太陽光発電事業に生かされました。
同社がトリナ・ソーラー製多結晶シリコンモジュールTSM- PCOSを導入した理由は、『最もコストパフォーマンスが良く高品質な製品を、日本製部品を採用しながら実現している企業姿勢に共感したため。』稼働後の発電量は、シミュレーション比1.3~1.5倍と好調です。
依佐美発電所は、太陽光発電システムの保守・管理等のノウハウ を蓄積する実験設備としての機能も担い、発電所の一角に複数メーカーの太陽電池モジュールが少数ずつ設置されています。同社独自の性能比較実験では、トリナ・ソーラーのモジュールは最も効率良く発電するだけではなく、品質のばらつきも少ないという結果が出ています。